lgbtの意味や、少し複雑なトランスジェンダーについて

トランスジェンダーとは?

「トランスジェンダー」とは、出生時の性と、自分の心に感じている性が一致しないという「性別違和」を持っている人々の総称です。
例えば、身体的には女性として生まれてきたのに、心の中は男性といった場合がそれにあたります。ただしトランスジェンダーにはさまざまなパターンがあり、出生時の性とは逆の性別に一致感がある場合やそうでない場合もありますし、性別に対する違和感がずっと続く人もいれば一時的な人もいます。

またトランスジェンダーは、「性同一性障害」と同じ意味だと捉えられることも多いのですが、性同一性障害は、あくまでも性別違和によって苦痛を感じたり日常生活に支障をきたしているケースを指すものだと言えます。
つまり、トランスジェンダー自体は病気や障害ではなく、それによって不都合が起きた場合に一種の障害として診断が行われるという考え方です。

4種類以外の性のあり方

上で紹介したもの以外の性のあり方としては、心の性が決まっていない「Xジェンダー」や、恋愛対象になる性を持っていない「Aセクシャル」、そして恋愛感情はあっても性的欲求がない「ノンセクシャル」があります。

さらに恋愛対象になる性にとらわれない「パンセクシャル」や、異性の服装を着るのが好きな「トランスヴェスタイト」などもあります。