【より深く理解しよう!】トランスジェンダーについて知っておきたい事

性同一性障害とは

日本人の中には性自認と身体的性の不一致の状態と聞くとトランスジェンダーではなく、性同一性障害という言葉をイメージする人が少なくありません。
ですが実の所、性同一性障害というのは医学用語であり、意味合いとしては性自認と身体的性が一致していないという症状を持ち、外科的手術等の治療で一致を望んでいる状態です。
狭い意味合いで言うと、トランスセクシャルに近く、広い意味合いで言うと性自認と身体的性の不一致なのでトランスジェンダーに含まれます。
ですが障害という言葉が付いている事でも分かる様に、性別適合手術等の医学的な治療を受けるための診断名であるというのが基本です。

抱え易い悩みとは

トランスジェンダーの人は、子供の頃から自分の性自認と身体的性についてのズレを感じ始める人が少なくありません。そのため特に多感な思春期の頃に、悩みを抱えるケースが多いです。
トランスジェンダーの人が抱える悩みで多いのが、服装だったりします。
特に中学や高校になると、学校の制服を着用する事になるのです。そうなると性自認が男性なのに身体的性が女性という人は、制服のスカートをはく事に強い抵抗感を覚える人が多かったりします。
更に性自認が女性であるものの、身体的性が男性であれば、公共のトイレを使う際には男子トイレを使わざるを得なかったりするのです。

そういったトイレに関する悩みも、トランスジェンダーの人は抱え易かったりします。
他にも性別適合手術を受けて性自認通りの性別になっても、元男性や元女性といった形で偏見の入り交じった目で見られてしまう事もまだ少なくありません。