トランスジェンダーの恋愛感情について徹底解説【恋愛は自由だ!】

パンセクシュアルの人の恋愛感情とは?

最後に、「P(パンセクシュアル)」の人の恋愛感情についてご紹介していきます。

「P(パンセクシュアル)」の特徴がある人は、「全性愛」を持っています。
つまり、男性、女性問わず恋愛感情を持つことができるということです。
ですが、この特徴は、冒頭でもお話しした「バイセクシュアル」と特徴がよく似ています。
しかし厳密には、「バイセクシュアル」と「パンセクシュアル」には違いがあります。

まず、バイセクシュアルの場合は、自分が考える同性・異性両方が恋愛対象にすることができます。
しかし、「パンセクシュアル」の場合は、前提には「全ての性別の人」が恋愛対象になると考えられています。そのため、相手のことを好きになる際には「相手の性別」という条件は一切存在しません。
これが「バイセクシュアル」と「パンセクシュアル」の大きな違いになってきます。

どんな恋愛感情を持つかは個人の自由

ここまで、トランスジェンダーと呼ばれる人たちの恋愛感情についてまとめてきました。
それぞれが、どのような特徴を持っているのか、ご理解していただけたでしょうか。
しかし、このような情報を受け取る人の中には、今回ご紹介した恋愛感情を持つ人を真っ向から否定する人が出てきます。
それはおそらく、従来の「男性は女性を好きになるべき」「女性は男性を好きになるべき」という強い固定観念があるからでしょう。
しかし、誰がどのような恋愛感情を持つかはその人の自由です。
それを否定することも、けなすことも、あまりよい行いとは言えないでしょう。

そのため、どんな恋愛感情を持っていたとしても、その人の考え方を受け入れられるような社会にしていく必要があるのかもしれません。