ジェンダーテストを実行するメリット、価値について。【自分を知ろう】

「男脳女脳度テスト」とは

「男脳女脳度テスト」は、イギリスの遺伝学者であるアン・モアが脳のセクシャリティを判定するために提案したテスト方法で、前に説明した「性役割テスト」とは対照的に、生理学的な意味での性的アイデンティティを判定するために作られたものです。
計30問という内容で、質問に対してあらかじめ用意された回答が複数用意されています。

「性役割テスト」とは違い文章から自己判断を導くので、いくらか論理的なテストだと感じました。
ネットでテストを実行したのですが、サイト上の問題か何故か結果が表示されませんでした。
なので回答欄に戻り自己分析してみましたが、内容の本質としては「性役割テスト」と類似したものだったので、結果も同様だと思われます。

ですが先述した通り、回答が文章として用意されているので、必然的に論理的思考を求められた気がします。
自分でも気づいていなかった部分を再確認するというメリットがあるジェンダーテストだと思います。

最後に

今回は二つのテストを個人的に試してみましたが、実行して思ったことは、完全に分離されたジェンダーは存在しないという事でした。
僕自身の性自認は男性で、アイデンティティの自覚も同じですが、今回客観的なテストを通じて自己判断した事で、自分の女性性と中性性にも気づく事ができました。
「性役割テスト」では三割が男性性とは無縁と出ている事実は、僕自身が共感を求める性格だと自覚していた事とも一致していて納得しました。

ジェンダーテストのメリットは、自分のアイデンティティを客観的に表現できることだと思います。
テストしておくことで知人とシェアする事が可能ですし、人生を豊かに送る上で、とても有益な自己分析基準だと思います。