LGBTの人たちへのハラスメントの内容と対策【気をつけて!】

悪気のない言動がLGBTの人たちへのハラスメントになってしまう

職場や学校での不利益取り扱いなどに関しては、多くは問題であろうと思うはずで、そういう言動はとる人は多くないです。
しかし、問題であろうと思えない言動は控えるという発想になれません。

例えば、「彼氏いる?」、または「彼女いる?」みたいな発言は仲のいい人たち同士であれば、割と耳にするものです。
LGBTではない人たちにとって、この会話は自然に聞こえるでしょう。
一般の人たちの中にも、こういう質問に答えたくない人はいるはずですけど。

ただ、LGBTの人たちにとっては非常に不快に聞こえる可能性が考えられます。
要するに、こういう質問は異性愛を前提にしているため、同性愛の人たちにとっては答えづらいですし、答えたくないとも言えます。

こういった状況というのはSOGIハラスメントと言われ、問題のある言動として扱われています。
とは言うものの、こういった言動に関しては発言者本人に悪気がないだけに、LGBTの人たちも「やめてほしい」と言ったことを言いづらいです。

そもそも自分がLGBTであることを同僚や友達といった存在に告白していないケースもありますし。
だから、どうしてもこういう発言を事前に防止することは難しい現状もあり、SOGIハラスメントという存在を多くが認識しないといけないわけです。

職場や学校にLGBTの人たちがいるという認識を持つ必要がある

LGBTの人たちは、自分がそうであることを周りに打ち明けるとは限りません。
したがって、そうじゃない人にとっては自分たちの周りにはLGBTの人はいないという認識になることもありますが、そうとは限らないという意識が必要です。

自分たちの周りには、LGBTの人たちがいるかもしれない、打ち明けていないだけかもしれないという意識を持っておかないといけないのです。
LGBTの人たちが自分たちの周りにいるかもしれないという意識が常にあれば、それを前提とした言動になるはずですから。

常にLGBTの人たちへの配慮を意識した言動がとれる可能性があるため、この点は多くの人たちが意識しないといけません。
LGBTの人たちへのハラスメントというのは、何が問題行為と言えるのか?という内容が、世間にそこまで浸透していない面があるため、1人1人が気を付けていくことが重要と言えるでしょう。