【流行】LGBT受けする人気イラストを読み解く

今のLGBTイラストの存在場所がヴァーチャル世界や日常に移動

センセーショナルなLGBTイラストの復活と新しい居場所の登場が、EAHLE Tokyoという、新宿二丁目にオープンしたショットバーの大きな壁面に描かれた児雷也さんのキャッチーな体育会系男性二人の絵で、そこがSNSに載せる記念写真を撮る人気スポットとなりました。

なかなかいない様なマッチョな男性二人のゲイカップルが全裸でキスをしていて、見せてはいけない股間の部分をさりげなく相手の手で隠し、すこーしだけチラみせさせている、ゲイ・バイの多くの人達の心を掴みました。

児雷也さんのイラストのインパクトとLGBTイラストの蘇り

ホモ雑誌の消滅で居場所を無くしたLGBTイラストでしたが、EAGLE Tokyoの壁画はかなりセンセーショナルで、都内のゲイの人で知らない人がいない程になり、ゲイバーの系列の日本男児という、マーチャンダイズのLGBTイラストをグッズ展開され、イラストのミニチュアのキーホルダー・ティーシャツ・ハーフパンツ等が発売されました。
東京渋谷でのLGBTプライドのパレードの時にユニフォーム的に着て歩いたり、信じられない事に、男性二人のヌードイラストのプリントを普段使いに着る人が出て来る程まで浸透しました。

更に広がるLGBTイラスト

EAGLE Tokyoと日本男児ブランドのLGBTイラストを中心としたマーチャンダイスは必然的であると言える程に東京・日本各地・アジアという具合に世界へと広がる事となりました。

ゲイとバイの人達は自分が履く下着にこだわりをもつ人が多い傾向があります。

そのため、下着ブランドのEGDEという会社が、商品とブランドアピールのために、一般的なマーケティングで使われる人気GOGO BOYに下着を履いてもらって写真を撮る事とならび、イラストとして自社の下着を履かせた体育会系マッチョの大判ポスターとして展開するまでになりました。

SNSとYouTubeの流行りとの偶然の連動

ここまでのLGBTイラストの流行には、様々なポジティブな偶然が重なり、一気にもりあがりをみせました。

時代的には、Instagramが大流行しており、新しく楽しいメディアに敏感なLGBTの人達の間で、出会い系アプリと並ぶ程にInstagramが大切な写真日記的に広がりました。

そこに掲載されるEAGLE Tokyoの大きな児雷也さんのイラスト前で記念撮影され、Instagramに乗り世界的に広がり、韓国のMy Hunkというお洒落なゲイバーにも韓国流の壁面LGBTイラストが描かれ、日本の古くからあるWORDUP BARというショットバーにも大きな壁面イラストが現れるまでになり、少なからずEAGLE Tokyoのイラストが世界的に影響を与える事になりました。

これから先にLGBTイラストがどの様な役割を果たすか楽しみです。