ファッションとしての香り

lgbtの人達は

今では使う人がほぼゼロ程まで減りましたが、lgbtの人達の間では、だいたい25年程前(四半世紀前!)にブームになり、二丁目のバーに行くとすれ違う人すれ違う人それぞれが何らかの香りをさせて、終末期にはつけている本人の鼻が麻痺して自分がどのくらい香りが強いのか判らなくなったのか、激臭となり若干香害的な感じも。

クラブカルチャーの中でも香りの流行は流れ込み、バーカウンターにいるとどこからともなく香って来たりして、今考えると臭いと思ってしまうかもされませんが、適度にほんのり香るのは品が良く、相手に対する気持ちが50%くらいの普通の印象でも、75%くらいに格上げされていまして香りとは不思議なものです。

色々な出会いの記憶に、つけていた香りの記憶も含まれて、その香りをどこかで偶然匂うと、思い出がフラッシュバックするといった事もありましたが、今そういう事を言うとなんとも現実離れしたロマンスの様な話になってしまいます。

流行りの絶頂期には各ブランドから新製品がどんどん発売されて、レディース向けだった物をプールオム(英語ではフォーメン男性向けの意味)として坂路を広げたりしれつなブームが起こりました。

この流行の収束時期にはlgbt以外の男性にまで広がり、その後の消臭除菌が流行り、香りの文化も段々と消えてしまいました。