最近よく見るジェンダーの意味とは

ジェンダーは社会が生み出した幻想?

世界を見渡すと、日本などと違って、男性は家を守るもので、女性は外で働くという文化を持っている民族もあると言われています。
日本の社会や文化で生まれ育った人間からすると、変った文化に見えるのですが、ようするにこうした民族の事例は、ジェンダーというのは社会が生み出した幻想にすぎないということを示すものだと言えるでしょう。
社会が変われば男女の役割も変わるのであれば、それは人類全体にとって普遍的なものではなく、それぞれの社会が生み出した幻想ということになるのではないでしょうか。

ジェンダーの問題点

「男はこうで、女はこう」というジェンダーによって起こる問題としては、例えば、就学や就職において男女で差が出てくるということが挙げられます。
就学については、特に途上国では、男性と比べて女性の就学率が低いという問題があり、性別によって教育を受ける権利がないがしろにされているという現実があると言えるでしょう。
そして就職に関しては、男性が優位に立つ傾向があり、例えば、日本の国会議員の男女比率で圧倒的に男性が多いことが問題視されることがあります。
またジェンダーというのは、社会に根深く存在しているものなので、それが普通だと思ってしまう人が多数派を占めてしまい、ジェンダーの問題が意識されることなく、なかなか解決しないということも大きな問題点だと言えます。