lgbtのgである「ゲイ」とは何なのか?

「ゲイ」と「オネエ」の違いとは

テレビのバラエティー番組などではオネエタレントと呼ばれる人を見かけることがよくあるため、単純に「オネエ=ゲイ」と思っている人も多いかもしれません。
しかし「オネエ」というは、女性のような喋り方をする男性や、女装の男性、そしてゲイの男性といった人たちをまとめてそう呼ぶときに俗語であり、正確な意味での「ゲイ」を指すものではありません。
例えば、オネエタレントというと女装をしている人がいますが、それは性表現と呼ばれるもので、性自認や性的指向(どの性別を好きになるか)とは区別されるべきものです。
実際に、男性で女装をしているけれど女性(異性)が好きという人もいますし、この場合はゲイとは言えません。
もちろん、オネエタレントの中には自分がゲイであることをカミングアウトしている人もいますが、先ほどの例を考えると、オネエ=ゲイと一括りにはできないということが分かるでしょう。
また、ゲイと似た言葉に「ホモ」や「オカマ」というものがあり、当事者が自ら使うケース(笑いを誘うためなど)もありますが、日本では差別的な言い方になってしまう場合があるので、第三者が使うのはあまり好ましくないと言えます。

まとめ

lgbtのgとはゲイ(男性同性愛者)であり、身体的な性別に関わらず、性自認が男性の人が、男性を好きになる性の在り方を指します。
オネエは、女装男性やゲイの男性などをまとめて呼ぶ俗語であり、単に性表現で女装をしている人なども含まれているので、「オネエ=ゲイ」と一括りにすることはできないと言えるでしょう。