【必見!】トランスジェンダー治療法5選

外科治療

FTMの場合、乳房切除が可能です。乳房が小ぶりな場合、比較的簡単な乳輪縁切開での皮下乳腺全摘出が第一選択肢になります。
乳房が大きかったり下垂が見られたりする場合は、乳房の皮膚が余ってしまうため、乳頭を切り取り、乳房の皮膚ごと乳腺を切除し、乳頭の周りにタトゥによる乳輪を施します。

MTFの場合、女性ホルモン投与で乳房がいくらか大きくなるので、必ずしも外科手術が必要ではありません。
理想のサイズへ近づけるためにはバッグによる乳房のインプラントやヒアルロン酸や脂肪注入といったフィリングによる豊胸手術が考えられます。
また、喉仏の一部を切除して目立たなくする治療もあります。

性別適合手術

トランスジェンダーの性別適合手術による治療は、上記の外科手術の完了とホルモン治療開始1年が必須条件となっています。

精巣摘出手術、陰茎切除術、造腟術、外陰部形成術を含むトータルSRS手術、膣形成なしのSRS手術、除睾後腟形成なしのSRS手術、膣をS状結腸で作成する大腸法によるトータルSRSなどがあります。

精巣摘出の際、前立腺や精嚢は切除しないことがほとんどです。
陰茎を切除する際は、動脈や静脈、また神経を温存し、亀頭弁を作成し、陰核形成に再利用します。
その後、陰茎陰嚢皮膚を用いて、反転することによって膣を形成します。
大腸法では、粘膜が膣となるため、常時湿潤されるので、より本物に近いです。