トランスジェンダーの種類について

3つの種類がある

トランスジェンダーは、「トランスセクシャル」と「トランスヴェスタイト」、そして「狭い意味でのトランスジェンダー」の3種類に大きく分けられるという考え方があります。
まず「トランスセクシャル」は、身体的な性別と性自認が一致しないことに違和感がある人を指します。そのため場合によっては、身体的な性と性自認を一致させるために外科的な手術を希望することもありますし、その性別適合手術をすでに受けた状態の人もトランスセクシャルに含まれます。

次に「トランスヴェスタイト」は、異性の服装を着る人のことであり、クロスドレッサーとも呼ばれているものです。
ただしトランスヴェスタイトの場合は、身体的な性別と性自認が一致した状態にあり、服装だけを異性のものにするというのが特徴です。

さらに「狭い意味でのトランスジェンダー」は、性自認と、周囲から認識される性別が異なる人を指します。
この場合は身体的な性別と性自認が一致しているかどうかに関係なく、性自認と周囲からの認識にズレがあるという意味になります。
そのため、例えば、身体的な性別も性自認も男性という人が、よく女性として見られるという場合がそれにあたると言えるでしょう。
あるいは、身体的な性別と性自認は異なっているが、性別適合手術までは求めないという人もこの種類のトランスジェンダーにあてはまります。