LGBTは全部同じじゃない?LGBとTの違いを解説!

はじめに

LGBTとは、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)のそれぞれの頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を表す言葉の一つです。
しばしばLGBTと一括りに議論されていますが、LGBとTを一緒にすることに違和感を覚える人もいます。
この記事では、LGBTのそれぞれが意味することと、なぜLGBとTは分けて考えるべきという意見があるのかについて、解説してきます。

それぞれの単語が意味すること

まずは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーのそれぞれの意味について解説します。

レズビアン:女性が恋愛対象の女性

ゲイ:男性が恋愛対象の男性

バイセクシュアル:男性と女性どちらも恋愛対象の人

トランスジェンダー:出生時に割り当てられた性別が自身の心で感じる性別と異なっている人、自分の性別と同じ外見をすることに抵抗を覚える人

4つの単語の意味を並べてみると、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルが恋愛対象がどの性別なのかによって判断されているということに対して、トランスジェンダーは恋愛対象がどの性別かなのではなく、自分自身の性別をどのように認識しているかによってトランスジェンダーと言えるかどうか判断されているということが分かります。
トランスジェンダーをほかの3つと一緒にしてしまうことへの違和感は、この定義にあります。
それではこれから、なぜ違和感を感じるのかについて詳しく解説していきます。