LGBTとは?セクシュアリティについて理解しましょう。

LGBTとは何か?

最近では、さまざまなメディアでLGBTという言葉を目や耳にすることが増えてきました。
ですが、「LGBTって何?」という方もまだまだ多いのではないでしょうか。
LGBTとは、次の4つの言葉の頭文字を組み合わせた言葉で、性的マイノリティを表す言葉として使われます。
 Lesbian(レズビアン)身体と心の性が女性で、恋愛対象も女性である方を指します。
 Gay(ゲイ)身体と心の性が男性で、恋愛対象も男性である方を指します。
 Bisexual(バイセクシャル)恋愛対象が女性と男性の両方である方を指します。
 Transgender(トランスジェンダー)身体と心の性が一致しない方を指します。

そのほかの性的マイノリティ

LGBTのほかにも多くの性のあり方が存在します。その中の一部をご紹介します。 
 Asexual(アセクシュアル)他の人に対して恋愛感情、性的感情を持たない方を指します。
 Pansexual(パンセクシュアル)相手の身体の性、心の性に関係なく、すべての人が恋愛対象になりえる方を指します。
 Questioning(クエスチョニング)自認する性や、恋愛対象となる性が定まっていない方を指します。
 Xgender(エックスジェンダー)自認する性が男性にも女性にも完全には当てはまらない方を指します。
このほかにも、さまざまな性的マイノリティを示す言葉が存在します。
時には「LGBT=すべての性的マイノリティ」というような意味合いで報道されることもあります。

性を決定する3つの要素

セクシュアリティにはさまざまな種類がありますが、いまのところこれらを考える際には主に3つの要素があります。
 身体的性 性器や性染色体といった身体構造がどうなっているかです。
 性自認 自身の性をどのように捉えているかを表します。
 性的指向 どのような性を好きになるか、またはそうした感情を持たないかを表します。

日本での性的マイノリティの割合は?

性的マイノリティにあてはまる方々の人数はどのくらいになるのでしょうか。
株式会社LGBT総合研究所が2019年11月に公表した調査結果では、全国20代~60代の方約42万人(有効回答者数約34万人)に対して調査をしたところ、LGBTを含む性的マイノリティにあてはまる方は約10%であることが分かりました。
また、調査の中で性的マイノリティに当てはまった方々の半数以上が、LGBTやそのほかの性的マイノリティに対する世間の誤解や偏見が多いと認識しており、もっと理解が進むべきだと考えています。

まとめ

今回紹介させていただいたものは一部ですが、LGBT以外に多様なセクシュアリティが存在します。
誰もが過ごしやすい社会を実現するためにも、多様な性のあり方について理解していきましょう。