Xジェンダーってなに?

Xジェンダーの認知度

LGBTという単語は今や市民権を得ました。
芸能人でもトランスジェンダー以外のセクシャルマイノリティであることを赤裸々に語る人が現れ、人々の理解もほんのすこしではありますが進んできたように思えます。
しかしXジェンダーという言葉を聞いてすぐにピンとくる人はまだまだ少数派。
私自身にも
「私、実はXジェンダーなんだよね…」
と言ってすぐに話が伝わった経験は少ないものです。いったいXジェンダーとはどういう人々なのか。少しでも知っていただけたらと思い今回筆を手にしました。

そもそもXジェンダーって?

日本ではXジェンダーと呼ばれるこのセクシャリティ、海外ではQueer(Q)と呼ばれることもあります。
Xジェンダー、Qというのは一般に男性、女性というにとらわれて生きないことを選択した人のことを指します。

ただ性別にとらわれないといってもさらに細かく、自分はどっちの性別も持ち合わせている気がするという両性の人、私は性別を持たないという無性の人、男性と女性の中間だという中性という人、気分や日によって性別が変動する不定性の人など様々です。

ここで中性という単語がでてきましたが、これは心の性のことを指しているのであり、服装や振る舞いのことではありません。確かにジェンダーレスファッションというものを好む人がいますが、その人達を絶対にXジェンダーだと決めつけてしまうのは全く話が違います。
もちろん中にはジェンダーレスファッションの好きなXジェンダーの方もいるでしょう。
しかし女性がスカートやズボンを性別ではなく好みで決めるのと同じようにXジェンダーの人々も各個人の好みで服装を決めるのです。

近頃ジェンダーレスファッション、ジェンダーレス男子(あるいは女子)なんていう言葉が流行っているかもしれませんがジェンダーレス=絶対Xジェンダーという認識でいるのは誤認です。
Xジェンダーの方やジェンダーレスファッション愛好家の人にそういった話をする際には十分気を付けてください。