【勇気】トランスジェンダーの定義とカミングアウトしている有名人

トランスジェンダーという言葉の意味

トランスジェンダーは、のtにあたる性的少数者の代表的な1つです。
ただし特に日本だとレズやゲイ、バイセクシャルという他の3つと比較すると、その言葉の意味をきちんと理解していない人が多かったりします。
しかもトランスジェンダーは狭義の意味で捉える場合と広義の意味で捉える場合とがあり、捉え方により意味合いが違って来るので幾分ややこしい面があるのも確かです。

まず広義の意味合いで捉えた場合には、自分が自覚している性別である性自認と、性器等の身体の特徴で決まる身体的性にズレがある人を示します。
ただし狭義の意味では、性自認と身体的性に対するズレを自覚しながらも、それを乗り越えて生きて行く人を表しているのです。
ズレに対する嫌悪感や違和感が強く、性別適合手術等で一致を望む人はトランスセクシュアルと分けて表現されます。

この様に表現すると、性同一性障害という言葉をイメージする人が少なくないです。
もっとも性同一性障害は、性別適合手術やホルモン治療を受けるために医師から受ける診断名となっています。
なので医学的用語として用いられるのですが、意味合い的にはトランスセクシュアルに近いのは確かです。

とはいえ広義の意味でトランスジェンダーを捉えた場合には、トランスセクシュアルも性同一性障害も含む事が出来ます。

トランスジェンダーの特徴

トランスジェンダーの特徴として良く見られるのが、身体的性とは対照的な髪型や服装をする人が多い事です。
というのもトランスジェンダーは、身体は男性でも内面は女性だったり、身体は女性でも内面は男性だったりします。
そのため基本的に女性ぽい男性や、男性ぽい女性といった見方をされる人が多いです。

他にも特に思春期の多感な頃に、男性らしいとか女性らしいといった言葉に過敏に反応して、強い反発心を抱く人が少なくありません。
というのも多感なこの時期になると、性自認と身体的性のズレを明確に自覚し、それに苦しむトランスジェンダーの人が多くなるのです。
苦しみ悩んでいるからこそ、男性らしいとか女性らしいという安易な括りに対し、強い抵抗感を覚えてしまいます。