【備えは大切】LGBTにおける同性カップルの人たちの生命保険に関する問題

LGBTの人たちにとっての保険の問題

人はいろいろな保険に入り、将来に備えることになります。
その中で生命保険に関しては、結婚している夫婦のケースにおいて特有と言えるでしょう。
やはり自分の配偶者にもしものことがあったときには、保険金を手に入れることは非常に重要ですから。

ただ、生命保険に関しては、結婚している夫婦において利用することが多いものの、夫婦ではない人たちも利用したいと思っている場合があります。
それがLGBTの人たちであり、彼らの中には本当は夫婦になりたいけどなれないというケースがあります。
夫婦になれないと生命保険を利用することは厳しくなるわけで、ここにLGBTの人たちにとっての保険の問題が存在しているのです。

LGBTの人たちの中に存在する同性カップルの人たち

LGBTの人たちの中には本当は結婚したいけどできない人たちがいます。
それはいわゆる同性カップルの人たちで、LGBTの人の場合には自分の戸籍と同性の人を好きになることがあります。
そして、その場合には同性カップルとなりますが、同性カップルのままでは結婚はできません。

日本では法律上、同性同士の結婚は認められていないので、LGBTの人たちの中には夫婦になりたくてもなれない人たちが存在することになります。
そして、この状況というのは保険に加入するにあたって大きな障害となるのです。
特に生命保険に加入するときには、夫婦ではないという状況が大きく影響します。

同性カップルは従来の生命保険の受取人の基準を満たさない

LGBTの同性カップルの場合、大きな問題となるのは受取人の部分です。
というのも、従来の生命保険においては受取人に指定できるのは配偶者、または2親等以内の血族となっていました。
したがって、カップルという状況は他人に近いと言えるため、どちらの条件も満たしていません。
だから、同性カップルのままだと生命保険の受取人として、自分のカップルの相手を指定することができなかったのです。

これでは生命保険に加入する意味がないということで、LGBTの人たちにとっては非常に悩ましい問題となっていました。
しかし、社会がLGBTの人たちに対して理解を示すようになってきたことを受けて、生命保険の会社に関しても姿勢を改めるところが増えてきているのです。