【流行】LGBT受けする人気イラストを読み解く

自分のファンタジーをLGBTイラストに重ね合わせる

LGBTイラストの中でも、特にゲイやバイの人に人気がある和製男色イラストレーターの歴史と今を紹介します。
古くはゲイのデブ・老け専のホモ雑誌のサムソンの表紙のイラストが有名でした。
ついで、さぶという兄貴系のホモ雑誌の表紙もサムソンと並んで有名で、廃刊になるまでゲイイラストというとこれらのイラストが人気でした。

現在の人気LGBTイラストレータ(絵師)さん

昔からあった雑誌の表紙特有のLGBTイラストの次に出てきたのが、ホモ雑誌のコンテンツ内のに出てくる漫画のイラストの存在がクローズアップされ、G-MENと言われるホモ雑誌が創刊された時にイラストのクオリティが一気に上がり、この頃からゲイやバイの人達の間でキャラクターとしてのLGBTイラストのファンが出てきたという経緯があります。

人気のあるLGBTイラストレーターさんは何十年ものキャリア。

田亀源五郎さん・児雷也さん・犬義さん・どんぶりさんと言えばだいたいの人達が、あのイラストのイラストレータだなと分かる程に知名度と人気になりました。

ボーイズラブというテーマのイラストも人気

LGBTをテーマとしたイラストの中でも少し異色な、爽やかで格好の良い男性同士の恋愛観を描いたボーイズラブ系のイラストも存在します。
ボーイズラブのイラストの場合の対象は、ゲイやバイの人達からはあまり人気が無く、意外な事にも女性のファンが殆どをしめています。

かといって女性ファンは特にLGBT当事者ではなく、ストレイトの女性で、男性の存在を美しい物ととらえて、男女間のドロドロとした性的な関係に目を向けたくない女性のための、美しい男性同士の恋愛を綺麗なファンタジーの男性同士の恋愛を描いたイラストが人気になりました。

ゲイ雑誌の衰退とLGBTイラストの居場所

殆どのゲイイラストの存在場所は、ホモ雑誌の表紙や、雑誌内の漫画として存在していました。
ホモ雑誌を買う理由として、毎月変わる表紙のゲイイラストを楽しみにしていて、毎月買ってLGBTイラストのコレクションにするゲイやバイの人達も出てくる程でした。

時代と共に雑誌の手描きイラストから、ネットの世界とパソコンのアプリで描かれる緻密でハイクオリティなイラストへと世の中が変わって行き、ホモ雑誌全てが廃刊や無期限廃止となり、居場所がなくなりました。