知っておきたいトランスジェンダーの定義と恋愛事情

トランスジェンダーの意味とは

トランスジェンダーは、性自認と身体的な性が一致していない人を示す言葉となっています。
ちなみに性自認とは自分自身が認識している性別の事であり、身体的な性は性器の様な身体構造から判断される性別の事です。具体的には性自認が女性であるにも関わらず、身体的な性が男性といった具合に違いがある人だったりします。
ただし狭い意味で捉えた場合には、性自認と身体的な性の違いを自覚しながらも、その違いを乗り越えてそのままの自分で生きようとする人をトランスジェンダーと呼ぶ事もあるのです。
逆に性自認と身体的な性の違いによる、違和感や嫌悪感が強くて性転換手術を望んだり、実際に手術を受けた人をトランスセクシュアルと分けて考える事もあります。
ですがトランスセクシュアルは、トランスジェンダーの中にある1つの種類として含むという形で広く捉えられる事も少なくありません。

性同一性障害との関係性

トランスジェンダーは、心と身体の性別に違いがある人を示す言葉として使用するのが基本です。
そこで日本語で言うと、性同一性障害と同じではないかと混同される事が多かったりします。
ですが性同一性障害というのは、医学的用語として使用されるのが基本です。
具体的には性自認と身体的な性に違いがある人が、病院に行って性同一性障害という診断を受ける事によって、性別適合手術やホルモン療法等で身体的な性を、性自認に近付けるための治療を受けられる様になります。
だからこそトランスジェンダーと性同一性障害は、同じ意味を示す言葉という訳ではないです。
どちらかと言うと、広い意味でトランスジェンダーを捉えた場合に、その1種として性同一性障害の人も含まれるという考え方をすべきだったりします。