トランスジェンダーが就活で気をつけたいこと

はじめに

男女平等とはいいますが、職場では男性としての役割、女性としての役割が求められることがあります。また、職業によっては男性または女性と性別を限定して募集をしていることがあります。

トランスジェンダーにとって就活をする際、どちらの性で就活をすればよいのか悩みがあります。ここでは、就活のときに気をつけたいことを紹介します。

履歴書

現在は性別に関して認識が変わってきているのか、男性・女性だけでなく、どちらでもないという欄を設けていることがあります。しかし、履歴書には男女いずれかを記入しなければなりません。
見た目が男性の場合は男性と記入をしたいところですが、心は女性なら葛藤があることでしょう。この逆のパターンもあります。
見た目の性を選択して記入をした場合、職場では見た目の性別の人として扱われることになります。周囲の人が違和感なく接してくれて仕事はしやすくなるかもしれませんが、心には葛藤が残ります。
心の性で記入をした場合、見た目とは違うと面接官に違和感を持たれてしまうことがあります。現在はトランスジェンダーに対して理解を示す人が少なくありませんが、中にはそうでない人もいます。面接の際にどうして見た目とは違う性別を履歴書に書いたのか問われてしまう可能性があり、その質問に対する答えを用意しておく必要があります。