和製ゲイショートムービー

東京Neighbors
2017/05/29にスタートした、二丁目界隈に集まるゲイの人達の何気ない日常をさらりと描かれたYouTubeで公開されてあます。
元々の東京Neighborsが作品名でしたが、色々なシリーズの動画が追加される様になり、YouTubeチャンネル名自体が東京Neighborsとされる様になっている様です。
現在も月に1本コンスタントに、嗜好を凝らした、別タイトルのゲイをキーワードとしたショートムービーが、アップロードされており、口コミでじわじわと話題になった、ありそうで無かった嗜好のゲイショートムービーです。
作品の作りについて
Neighborsという単語の意味する[ご近所さん]という事が基本としていて、夜な夜な二丁目で楽しみ、知り合った人とのゲイならではの出来事等がふんだんに盛り込まれていて、夜の華やかな二丁目文化に関わる様々な人間模様を淡々と描いています。
ゲイの人達の昼の顔と夜の顔、ノンフィクションとフィクションを合わせた様な内容のため、ゲイの人が観れば「あー、あるある」となりえて、lgbt以外の人からみれば、ゲイという人達が、いったいどの様な普段の生活を送っているのかが良くわかると思います。
ステレオタイプ的なストーリーや教訓じみた深い点がが、はたして意図的なのか、全てを描ききらない所に、視聴者が自分の事を登場人物に投影して観る事が出来るのかもしれません。
参加型ムービーという様な、シミュレーションゲームをしているかの如く、没入出来るのが特徴でもあります。
※作品としての高いクオリティ
ストーリー・キャスティング・挿入歌・タイトル等のデザイン・衣装といった部分で、実存する旬なゲイの才能のある人達が一堂に結集されていて、完成度の高いlgbt作品となっています(演技力はプロではないのでご愛敬で!)。
登場する舞台や人物は本当に存在しているので。
ノンフィクションをフィクションに転化して再構築している様な世界観で、それが上手いことリアリティを生み出しているのだと思います。
内容
この一連のドラマではゲイの日常が主な作品ですが、若干女装か男から女になってトランスジェンダーの方も少し登場します。
lgbtの日常は一般の人には謎だらけだと思いますが、シリーズ全部を観たらlgbt(主にゲイ)の人達の大まかな日常をだいたい把握出来る様なシンプルなストーリーです。
普段はファッションデザイナー・ダンサー・飲食店経営・バー経営の等、ゲイの二丁目の華やかな世界で遊んでいる仲間が、日常では別の顔を持ち、ゲイとしての生活と一般の人との外向けの生活のギャダプが良くわかり、才能を待った人でもゲイに良くあるディープな一面を持っていたり、バーの経営者が自分の人気によって集まってくる人へ若干の色恋事によってお客さんを繋ぎ止めていたり、本当に存在するバー・華やかなファッション界・ダンスを頑張ってイベントに出たり、その衣装はファッションデザイナーさんに依頼したり、リアルをフィクション化した要素と書いた意味が分かると思います。
lgbtの人達がどういう日時生活を送っているかを、色々なシチュエーションで多方面からわかりやすく描かれているので、ゲイの人からみても「あー、そういうのって自分にもあるかもしれない」といったリアリティのある作品でもあり、lgbt以外の人が観れば、こういう世界があるのか!?といった、ゲイについて語らずしてゲイ以外の人が観れば、ゲイとはどういう性で自分達と同じ様な事をしていて、恋愛をしたり、クリエイティブな仕事をしたり、バーを経営していたり、ダンスに没頭したり、lgbtを理解してくださいといった趣旨の内容は一切無く、ゲイの人達を理解してもらうのに、ぴったりの教則動画的な一面も担えるのではないかと思える動画作品となっています。
最後の方の作品は監督の気持ちが変わったのか、若干ユーモアなストーリーとなり、今まで楽観的ではあるが湿っけたゲイのイメージをガラリと裏返した様な「えっ、その方向へっ!?」といった驚きのラストでもあります。
1話から最後まで一気に観られる読み切り漫画的な要素があり、軽やかにサラリと描かれているので、観ていて気持ちよく、他のシリーズの作品もあるので一気に全部観れてしまう、今まで観たら事の無いクセになる楽しい映像作品です。
YouTubeで[東京Neighbors]で検索すれば直ぐに出てきます。
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