トランスジェンダーのカップルが直面する割引の問題【考えよう】

カップル割における例外を作ることの問題点

カップル割において、トランスジェンダーの人たちのケースを認めると、カップル割の対象範囲があまりにも広くなってしまう可能性があります。
カップル割に関しては、カップルであることを証明する必要なく利用できるはずですから、同性に見えるカップルを範囲に含めると、トランスジェンダーではない人たちが同性のカップルを装う可能性が出てくるのです。

単に友達同士なのに、自分たちは同性のカップルだと言ってカップル割の適用と受けようとする可能性が考えられ、不都合な状況を生みます。
トランスジェンダーなのか?そうじゃないのか?をその都度区別しようとすると手間がかかるため、それも現実的じゃないでしょう。

そういったことが理由で、カップル割を導入している側は異性同士のカップルだけを対象にしているのではないか?と思われます。

例外を作ることができない状況というのは、そういう事情が絡んでいるはずなのです。
ただ、こういう部分はトランスジェンダーに対する世の中の関心が高まることで変わる可能性もありますが。

トランスジェンダーへの配慮が進んでいく世の中になれば、カップル割に関してもトランスジェンダーへの配慮が進み、適用範囲に含まれる日が来ることは十分に考えられます。

カップルという概念が変わる世の中に今後なるかもしれない

トランスジェンダーという言葉は以前よりも世の中に浸透してきたと言えるでしょう。
しかし、カップルのイメージに関してはいまだに異性同士というものが典型であるでしょう。

トランスジェンダーの人たちの中に存在する戸籍上は同性同士になってしまうようなカップル、または通常の同性愛のカップルをあまり想定していないケースはあるはずです。
そういった特殊な面に関しても配慮できるような社会になれば良いでしょう。

カップルの従来のイメージを取っ払って、いろいろなカップルがいると思える状況が存在すれば、トランスジェンダーの人たちも含めてみんなが楽しく暮らせるのではないでしょうか?