「LGBT」の意味、突然聞かれたらすぐ答えられますか?

日常的になった「LGBT」という言葉

「LGBT」という言葉、最近は日常的にも聞かれるようになりました。
よく聞くようになった言葉ですが、その意味を説明しろと言われたとき、とっさに答えられますか?
わかっているようでいてなんとなくうろ覚えになっている「LGBT」という言葉の意味を、再確認してみましょう。

「LGBT」、それぞれの頭文字の意味

もうご存知かとは思いますが、「LGBT」とは性的少数者(セクシュアルマイノリティー)の総称の一つになります。
それぞれ性的少数者の頭文字をとったものですが、何の頭文字か、すぐにわかりますか。
L=レズビアン(女性同性愛者)
G=ゲイ(男性同性愛者)
B=バイセクシャル(両性愛者)
T=トランスジェンダー(性的違和、出生児の性別と自認する性別が一致しない人)
性的少数者は他にも「インターセックス」「アセクシャル」「パンセクシュアル」といった方もいます。
間違えてはいけないのは、「LGBT」(その他の性的少数者も含めて)というのは病気などではなく生まれつきのものであるということです。
治療をして何かが変わるものではないし、治療をする必要があるものでもありません。
(ただし戸籍上の性別を変更するためには、現在のところ「性同一性障害」という診断が必要になっています。)
2016年の調査ではLGBTを自覚する人の割合は8%でした。ですから、あなたのすぐ周りにもいらっしゃるでしょう。
北米やヨーロッパでは、1990年半ばにはかなり一般的な言葉になっていました。
日本で一般的に使われるようになったのは、それからだいぶ経ってからのことになります。

「LGBT」の現在は

最近は「LGBT」に「Q」を付けて、「LGBTQ」と言われることもあります。
「Q」はクエスチョニング、自分の性別や性的指向に確信が持てず迷っている方のことです。
昔に比べてカミングアウトしやすい世の中になっているイメージもありますが、当事者にとってはまだまだハードルが高いと感じているでしょう。
もっと、誰もが住みやすい世の中になるといいですね。