トランスジェンダーの定義とは?【トランス女性ってなに?】

最近「トランス女性」っていう言葉を見るけど、一体なに?

皆さんは「トランス女性」、そんな言葉をSNSで見かけたことがありますか?
トランス女性は「トランスジェンダー女性」の略称です。LGBTQの「T」の部分であるトランスジェンダーは、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、その意味や定義はあまり深く知らない……そんな人が多いのではないでしょうか?

ここでは、トランスジェンダーの意味や定義を説明しながら、「トランス女性」についても紹介します。

そもそもトランスジェンダーってどういう人?

トランスジェンダーには、実は意味が2つあります。
1つは、出生時の性別と性自認が異なる状態である人のことを指す、狭義のトランスジェンダー。
もう1つは、狭義のトランスジェンダーに「トランスセクシュアル」と「トランスヴェスタイト」を加えた、広義のトランスジェンダー。

狭義のトランスジェンダーが一番広く知られている意味ですね。
皆さんもトランスジェンダーを考えるとき、狭義の方を思い浮かべやすいのではないでしょうか?

狭義のトランスジェンダーとは?

上でも説明したように、狭義のトランスジェンダーは出生時の性別と性自認が異なる人のことを指し、定義は「出生時に割り当てられた性別と性自認が異なる状態にあること」です。
「性自認」というのは、自身で認識している性別のことであり、自分の意思では変えることはできません。
生まれた時の性別は「男性」だけど、自分は「女性(もしくはそれ以外)」だと認識している……そういう状態にある人はトランスジェンダーだと言えます。
狭義のトランスジェンダーは、出生時の性別と性自認が異なる状態であれば、外科的な手術や治療を望まない場合もあります。