LGBTウェディングを行う際に知っておきたい事

LGBTとは

近年、LGBTを題材にした映画やドラマといった作品がどんどん増えて来ています。
お陰でLGBTという言葉を見たり、耳にした経験がある人は少なくないです。
それ所か日本人の中でも、LGBTが性的少数者を示す言葉である事を理解している人は増えています。

もっとも残念ながら大半の人は、何となくそういった言葉である事を知っている程度です。
ちなみにLGBTのlはレズの頭文字を取っており、gは同じ様にゲイから、bはバイセクシャルの頭文字で、tはトランスジェンダーからといった意味合いがあります。
そんな風にしてそれぞれの頭文字を取る形で、性的少数者を纏めて表現する際にLGBTは用いられているのです。

ですが日本人の中には、LGBTを単純に同性愛者を示す言葉だと認識してしまっている人もいます。
更にLGBTは性的少数者の全てを表している訳ではなく、海外ではLGBTqやLGBTqiaといった形で他のセクシャルマイノリティも加えて表現する事も少なくないです。
ただし日本国内では、LGBTはセクシャルマイノリティの総称的な意味合いとして用いられている事が多かったりします。

国内でのLGBT事情

LGBTウェディングに関して知る前に、まずはLGBTの国内の状況を把握しておくべきです。

海外でLGBTに関するイベントや運動が盛り上がると共に、日本でも徐々にLGBTに対する偏見や差別的な扱いを見直そうというムードは高まって来ています。
お陰でLGBTに関連したイベントも国内で大々的に行われる様になり、特に東京レインボーパレードは芸能人が積極的に参加する等して、数十万人規模の参加者を集めるビッグイベントとなっているのです。

ただし一般的な理解はまだ進んでおらず、部屋を借りる際にも同性同士で住むとなると、断られるケースはまだ全然珍しくなかったりします。
同様に特に男性同士のカップルが子供を養子に取ろうとすると、子育てが出来る訳がないという偏見の目を向けられる事も多いです。
同性カップに対する偏見はまだ根強く残っているので、先進国の中では日本はLGBTに対する理解が遅れていると言えます。

LGBTの結婚制度

1989年にデンマークが、世界で1番最初に同性パートナーシップを法制化しました。
更に2001年にはオランダが世界で1番最初に同性婚を認めたのを皮切りに、ドイツやフランス、イギリスにアメリカ等数多くの国で同性婚が認められる流れとなっているのです。

ただし残念ながら日本では、未だに同性婚が法的には認められていません。
パートナーシップ制度に関しても、徐々に増えて来てはいますが未だに認めていない自治体も多いです。
なので同性とパートナーとして生きたい人は、まずはそういった制度がある自治体を選んで暮らす事が望ましいと言えます。
もっともパートナーシップ制度がない自治体でも養子縁組を行う事により、同じ姓を名乗ったり相続権を得たりという形で家族として生きる道もあるのです。
とはいえ養子縁組をすると表記上は、親子や兄弟となるので、そういった表記に抵抗を感じる人も少なくなかったりします。

だからこそ最近では、パートナーシップ制度がある自治体にわざわざ転居するという形を取る、同性カップルが多いです。
この様に先進国の中で日本はLGBTに対する、理解は遅れているのは間違いなかったりします。
ですが特別扱いが酷いかと言うと、そうは言えません。
特にイスラム圏の国の中には同性愛自体が大罪だと考える所も多く、同性愛者だとバレてしまうと即死刑になってしまう危険性もあるのです。