LGBTの人々に対する理解を向上させるには

LGBTを正しく理解する社会に

こういった課題を解決するためには、私たちがLGBTを正しく理解し、LGBTの人々を受け入れる姿勢を持つことが重要です。
近年では、職場や学校でもLGBTへの理解を進めるための研修や学びの機会が増えてきています。
芸能人でも自身がLGBTであることをカミングアウトしたり、LGBTを正しく理解してもらうための活動をする人が増えています。
またインターネットでも、企業や公的機関など多くの団体が、LGBTに関する情報を積極的に発信しています。まずはそういった情報に触れてみるといいでしょう。
次に、周囲の人々との接し方を考えてみましょう。日本人は、約8%の人がLGBTだといわれています。
したがって、性的少数者といっても、多くの人は、これまでに一度はLGBTの人と接しているでしょう。
そういった人々に対して偏見の目を持っていないか、差別的な言動をしていないかといったことを自分自身に問いかけ、もし心当たりがあるならそういったことをしないように注意すればよいでしょう。
LGBTの当事者は、自分を卑下したり、無理して周囲にカミングアウトする必要はないと思います。
LGBTであるかどうかに関係なく、お互いを尊重しあい、居心地の良い環境を作って生活していくことで、LGBTへの理解も自然に進んでいくでしょう。