トランスジェンダーが抱える悩みとは

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公共のトイレ

公共のトイレは男性、女性、どちらを使ったらいいのか悩むところです。
心が女性ならトイレは女性の方を使いたいことでしょう。
しかし、見た目が男性だと女性トイレを利用している女性が驚いてしまいます。この逆もあります。
性別を気にせず使えるトイレがあります。
それが多目的トイレです。
多目的トイレとは車椅子の方やおむつ替えが必要な子供を持つ方でも利用できるようなトイレのことで、バリアフリーになっていたり、手すりが設置されていたりなど、誰でもが使いやすい設計になっています。
男性・女性、どちらでも使ってよいことになっています。
トランスジェンダーでも周囲の目を気にせずに利用できるのです。
多目的トイレは公共施設や大型ショッピングセンターなどに主に設置されています。

制服

中学や高校の制服は性別によってデザインが決められています。
本当は学ランが着たいのにセーラー服を着なければならなかったり、その逆のセーラー服を着たいのに学ランを着なければならなかったりします。
学校で過ごす時間は長いので、着たくもない制服を着て長時間過ごさなければなりません。
思春期を迎えるこの時期は、とくに自分の見た目を意識しはじめます。
心の性に一致していない着たくもない制服を着ることは、拷問に近い気持ちなのです。

仕事着

大人の場合は仕事着が悩みです。男性ならスーツを着用することが求められる仕事が少なくありません。
男女平等とはいっても、会社では男性は男性らしくが求められるため、女性らしい服装はよしとされないのです。
職業によっては女性はスカートを着用しなければならないことがあります。
午前9時から午後5時までの仕事なら8時間もの間、着たくない服を着ていなければなりません。
毎日のように服装で嫌な思いをしてしまうのです。