【神対応】lgbt対応トイレってあるの?

はじめに

人間は生きていれば排泄をします。誰にとってもトイレ問題は避けられないものです。とくにlgbtにとっては、男性・女性どちらのトイレを使ったらよいのか深刻な悩みなのではないでしょうか。
自宅のトイレなら誰も気にせずに使うことができます。しかし、公共のトイレではそうはいきません。
では、外出先ではどのようにトイレ問題に対処していけばよいのでしょうか。

誰でもトイレ

lgbt対応トイレというlgbtだけのトイレは、現在の日本にはありません。
その代わりにlgbtでも周りの目のあまり気にせずに使えるトイレがあります。
lgbtでも使いやすいトイレが「誰でもトイレ」です。一般的には「多機能トイレ」と呼ばれています。実際に「どなたでもご利用になれます」とトイレに表示されています。
多機能トイレはその名の通り、さまざまな機能を備えているトイレで、車いす使用者、オスメイト、おむつ替えが必要な方など、誰でもが使いやすいように設計されています。
トイレ内は車いす使用者でも動きやすいように広々としており、手すりが設置されています。
オスメイト対応の洗浄器具やおむつ替えのための台もあります。
誰でもが使えるトイレなのですが、lgbtが使うときには配慮が必要です。

他の利用者への配慮

トイレットペーパーが切れてしまったら補充をします。足が不自由な方や車いす使用者は、トイレットペーパーのストックまで手が届かないことがあるためです。
小さな子供を持つlgbtでなければ使うことはないかもしれませんが、おむつ台を使ったら元の位置に戻すようにします。そうしないと車いすが通りにくくなってしまいます。自分が使ったのでなくても、おむつ台が使ってそのままになっていたら片付けるようにしましょう。そうすれば、他の方が気持ちよく利用できます。
また、多機能トイレしか使えない方もいます。そのような方に配慮をして、優先順位を考えて使いましょう。

多機能トイレがある場所

多機能トイレはどこにでもあるのではありません。
多機能トイレがある場所はGoogleマップで検索できます。公民館、図書館、市区役所などの公共施設には一般的には設置されています。
会社の場合は大企業なら設置されていることもありますが、中小企業だと設置されていないかもしれません。
トイレに悩んでいるなら、Googleマップなどを使って多機能トイレのある場所を調べておくと外出先で安心できます。

トイレを利用しやすい環境に

日本IBMは全フロアに多機能トイレを設置しています。LGBTコミュニティを開き、定期的に福利厚生の見直しを行っています。
パナソニックやソニーなど30ほどの企業が集まって作る組織では、lgbtが働きやすい環境の指針を策定しています。
JR東日本では女性社員制服のスカートを廃止しています。
このように、社会でlgbtに対する配慮がされてきています。lgbtだけのためのトイレというものは日本にはまだ存在しませんが、lgbtが生活しやすいような工夫がされてきているようです。多機能トイレもその一つといえるでしょう。

まとめ

人間は生きていれば排泄をするので、誰でもがトイレを使用します。lgbtは体の性と心の性、どちらのトイレを使ったらよいのか悩むことでしょう。
心の性にあわせて使いたいけれど周りの目が気になり、思うようにトイレを使えずトイレを我慢してしまうこともありませんか。
そのようなとき、多機能トイレは助かる存在です。そのトイレしか使えない人を優先しなければなりませんが、誰でもが使えるトイレなので、lgbtでも気軽に使えます。