LGBTが活用できるマッチングアプリのご紹介

序章

性的少数者(セクシャルマイノリティー)を表す言葉の一つとしてLGBTが広く用いられています。
LGBTには女性の同性愛者であるレズビアン、男性の同性愛者であるゲイ、恋愛対象が男性と女性の両方に向く両性愛者であるバイセクシャルや、身体の性は男性でも心の性は女性というように身体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーが含まれます。
このように、LGBTは性的指向や性自認がLGBTでない人々とは異なり、マイノリティーであることから、自分の恋愛対象をなかなか見つけることができず、困っている人が多いのが現状です。
一方、世間一般では出会いの選択肢は広がりつつあります。マッチングアプリもその一つです。
LGBTの人々は学校や職場など社会生活の場で、自らがLGBTであることをカミングアウトするのが難しいことなどから、学校や職場ではなくマッチングアプリを通じてパートナーと出会い、恋愛関係に発展する人が増えています。
本記事では有名なマッチングアプリをいくつか紹介し、LGBTの人々がどのように活用できるかを探ります。

マッチングアプリとは

そもそも、マッチングアプリとは何なのでしょうか。
マッチングアプリは、恋愛や結婚を目的としたアプリを指します。
広い意味ではビジネスパートナーをマッチングするアプリや、物を売りたい人と買いたい人をマッチングするアプリも含まれますが、ここではそういったものを含めず、恋愛や結婚に特化したアプリを対象とします。
利用方法はこうです。
利用者はまずアプリに登録してプロフィールを作成します。
そして気に入った異性にアプローチし、相手からも気に入ってもらえればマッチングが成立し、メッセージのやり取りなどが可能になる仕組みです。従来、マッチングアプリといえば「男性と女性の出会いの場」という認識が主流で、男性は女性との出会いを求め、女性は男性との出会いを求めるためのものでした。
しかし、これだとLGBTは利用できないことになってしまいます。
そこで近年では、LGBTでも利用できるように配慮したり、機能を拡張したりしたマッチングアプリが出てきています。中にはゲイ向けやレズビアン向けなど、特定のマイノリティー向けのマッチングアプリもあります。