【この言葉も知っておこう!】MtFトランスジェンダーについて

トランスジェンダーとは何か

まず、トランスジェンダーとは性的少数者(セクシャルマイノリティ)を表すLGBTの一分類です。
LGBTは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の略で、レズビアンは女性の同性愛者、ゲイは男性の同性愛者、バイセクシャルは恋愛対象が男性・女性両方の両性愛者です。
一方、トランスジェンダーは自分の性をどのように認識しているかという性自認において、身体の性は男性でも自認している性(心の性)は女性、または身体の性は女性でも心の性は男性というように、身体の性と心の性が一致しない人々を指します。
レズビアン、ゲイ、バイセクシャルはどの性別の人を恋愛対象とするかの性的指向を表すのに対し、トランスジェンダーは性自認を表すというのが特徴的です。
トランスジェンダーはさらに、心の性によってMtF、FtM、Xジェンダーに分類されます。

MtFとは何か

MtFは”Male to Female”の略で、これはトランスジェンダーのうち、身体の性は男性だが心の性は女性である人を指します。
FtMは、身体の性は女性だが心の性は男性である人、Xジェンダーは心の性が男性にも女性にもあてはまらない人を指します。
一般的に、トランスジェンダーは身体の性と心の性が一致しないため、自分自身の身体に違和感があり日常生活に不安を感じたり、苦悩したりする人々が数多くいます。
MtFトランスジェンダーの当事者は心の性が女性なので、化粧をしたり普段女性が使うような立ち振る舞いをしたりします。
それによって周囲からは女性に見られるのですが、声は男性のままなので周囲の人々は戸惑い、当事者も女性になりきれない自分にいら立ちや不安を感じることがあります。
そのためMtFの人は性別適合手術を受けたり、戸籍上の性別を男性から女性に変更したりして、心だけでなく身体も女性になろうとする場合もあります。
しかし、そうすると多額の費用がかかりますし、家族など身近な人の理解を得るのが難しいケースもあり、簡単ではないのが現状です。
学校生活では、MtFトランスジェンダーが見た目と振る舞いに違和感があることでいじめられることがあり、就職する場合にも、面接で自分がMtFトランスジェンダーであることをカミングアウトすることで不採用になることもあるなど、深刻な状況も見て取れます。