【実体験】~親友だと思っていた女友達からの告白~

高校入学、初めて声をかけてくれた友達

高校時代、一番仲良くしていた友達の話です。
高校に入学して、初めてできた友達。
入学3日目くらいに、友達の方から一緒にお弁当を食べようと誘ってくれました。

そこからは何をするにも行動を共にし、私の恋愛の相談にも乗ってもらったりしていました。
私の恋愛対象は異性なので、気になっている男の子の話を彼女に対してずっとしていました。
彼女もいつも親身になって相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれたりして、私の中では一番理解してくれる親友だと思い、心を開いていました。

ある日の下校途中、突然の告白

彼女とはいつも一緒に下校していました。
部活も同じ部活に入部し、いつもいろんな話をしながら帰路につくのが日課でした。
たまに放課後、一緒に近くの商業施設に遊びに行ってプリクラを取ったり、ハンバーガーを食べたり。

高校2年に進学し、幸い同じクラスになり、いつもと変わらず行動を共にしていたある夏の日の帰り道。
友達は帰りの電車を待っているホームである告白を私に告げたのです。

「ごめんね、初めて会った時に一目惚れしてた。○○君のことが好きでも私の気持ちは変わらなかった。今でも諦められない」

と。
私はとても戸惑い、言葉が出ませんでした。
まさか彼女の恋愛対象が同性、しかも私だなんて思いもしなかったし、今まで仲良くしてくれていたのは、下心で親しくしていたのかと、少し裏切られたような気持になりました。

「・・・少し考えさせてもらっていいかな…」

私はこの言葉を出すので精一杯でした。

次の日はろくに目も合わせず、初めて別々に下校しました。
彼女の「好き」という気持ちは、うれしいと思う反面、彼女の気持ちも知らず今まで気になる男の子の相談をしていた罪悪感や、彼女を恋愛対象で考えるのはどんなことがあっても無理だと思ってしまうこと、今までの仲の良い友達にはもう戻れないんじゃないかという不安など、色んな気持ちが渦巻いて、しばらくは彼女との距離が離れてしまう結果になりました。