【解説】トランスジェンダーとは何か?わかりやすく理解するポイント

トランスジェンダーとは何なのか?

トランスジェンダーというのは、自分の性別それ自体に自分自身が違和感を覚えている状況のことです。

わかりやすく言えば、トランスジェンダーは自分の戸籍上の性別に対して違うのではないか?という感覚を得ている状態です。

戸籍上の性別というのは、自分自身で自由に決めて良いものではなく、自分の身体的特徴をもとにして、生物学上の分類で行われるため、自分の意に反した性別として記録されることもあります。

しかも、トランスジェンダーにおける性別というのは、男女だけに限らない場合もあります。
稀なケースではありますが、自分は男性でも女性でもないという感覚の人もいるのです。

したがって、トランスジェンダーという概念は私たちが持っている一般的な性別に対する考え方とはかなり違う側面を有しています。

トランスジェンダーであるか?を決めうる要素

トランスジェンダーであるか?どうかというのは、まず第一に自分の意思が重要です。
自分がトランスジェンダーではないか?と感じることにより、自分がトランスジェンダーであるという考えに至るのです。
そして、その際には性自認と身体的性という2つの要素を用いることになります。

トランスジェンダーとは何か?わかりやすく説明する際にはこの2つが重要です。
性自認と言うのは、自分で自分の性別に関して抱いている考えのことで、身体的性というのは自分の考えとは関係なく、第3者が身体的特徴などから考慮して判断する性別のことです。

多くの人たちはこの2つが一致しており、特に何も疑問を持たないケースになります。
しかし、この性自認と身体的性において一致する感覚がない人たちがトランスジェンダーと呼ばれているのです。

トランスジェンダーとは何か?に関してわかりやすく説明するときには、この性自認と身体的性という2つの概念をまず提示しないといけないでしょう。