LGBTの治療方法【心と体を合わせるために】

外科的治療

男性の体の見た目に近づくための外科手術には、乳房切除があります。
乳房の大きさや下垂体の有無によって、乳房切除の方法が2通りあります。

女性の体に近づくためには、女性ホルモンの投与である程度乳房肥大が期待できるので、必ずしも手術が必要なのではありません。
ホルモン投与で十分な大きさを得られない場合は、ヒアルロン酸や乳房インプラントを用いた豊胸手術を行います。

改名手続き

理想とする性での生活をスムーズにするために、解明手続きを行うことができます。
改名手続きを行うためには、性同一性障害の診断書、戸籍謄本、住民票、氏名変更申立書などが必要です。
家庭裁判所での手続きとなるので、管轄する家庭裁判所を確認してください。

改名の動機が正当であり必要性は高いか、社会生活に影響はないかなどが考慮されて、申請手続き後に結果が届きます。
申請をしたからといって必ずしも改名できるとは限らない点を覚えておきましょう。
却下されてしまっても、再度申し立てをすることができます。
その際、改名予定の名前の使用実績に関する資料をよく集めておくとよいでしょう。

まとめ

LGBTが治療を受ける際には、専門的な医師2人によって診断がされるなど、慎重に判断がなされます。
治療を受けると以前と同じ状態には戻れなくなることがあるので、治療を受けるか否かは慎重に判断しましょう。

自分一人で判断するのではなく、医師や心理士、家族などとよく話し合い、社会的な生活に影響がないかを考慮してください。

また、治療を受けると決めた場合には、どういった治療法があるのか、その治療を受けることによるリスクはどんなものがあるのかなど、医師の話をよく聞いてください。