日本におけるトランスジェンダーの現状【もっと理解のある社会に】

トランスジェンダーが抱え易い悩み

トランスジェンダーの多くは、多感な思春期の頃には自分の性自認と身体的性のズレを自覚しているのです。
ですが世間的には性別を判断するのは、性自認よりも身体的性だったりします。
日本の社会ではまだまだその傾向が強いため、トランスジェンダーの人が、悩みを抱える事が少なくありません。
特に日本の場合は、男子用と女子用という形で制服を定めている学校が多いです。
ですが身体的性は女性でも、性自認が男性の生徒の場合、制服のスカートをはく事に強い抵抗を感じる人が少なくありません。
日本人のトランスジェンダーの中には、そういった形で思春期に制服で悩む人は多くいます。

他にも日本ではトレイも基本的に身体的性により、男子トイレを使用するか女子トイレを使用するかが決まるのです。
なのでトランスジェンダーの人は、公共のトイレに関する悩みも抱き易かったりします。

他にも例え性別適合手術を受けて戸籍を変えたとしても、日本では職場等で元男性や元女性といった見られ方をされてしまう事が少なくないです。
そのため元いた職場で働き難くなるといった点も、トランスジェンダーが抱え易い悩みだったりします。

カミングアウトした日本の有名人

有名人の中には、自分がトランスジェンダーである事をカミングアウトするケースが増えて来ているのです。
しかも海外だけでなく日本の有名人も例外ではなく、これまで何人もカミングアウトした有名人がいます。
そんな風にトランスジェンダーだとカミングアウトした有名人の中で代表格と言えるのが、はるな愛さんです。

物真似タレントや経営者として活躍する彼女は、性自認が女性で身体的性が男性というトランスジェンダーだったりします。
自分の経験を元に、同じセクシャルマイノリティを支援する活動を積極的に行っている点も素晴らしいです。

振付師やタレントとして活躍している KABA.ちゃんも、性自認が女性で身体的性が男性というトランスジェンダーである事を公表しました。
しかも彼女は2016年に性別適合手術を受け、戸籍も変更した事も公表したのです。
なので現在は、女性として人生を送っています。

シンガーソングライターや役者として活躍している、中村中さんも性自認が女性で身体的性が男性のトランスジェンダーだとカミングアウトしているのです。
彼女は小学生の頃に既にトランスジェンダーである自分を自覚しており、小学5年生の時に同級生にカミングアウトしました。
ですが母親にカミングアウトしたのは、20歳になってからとの事です。

タレントや美容家として活躍している、GENKINGさんも性自認が女性で身体的性が男性というトランスジェンダーである事をカミングアウトしました。しかも彼女は性別適合手術を受けた事も、公表しています。

日本で出会いを得るには

日本ではまだトランスジェンダーに対する一般的な理解は、そこまで進んでいません。
なので性的な多数派と恋愛しようとすると、誤解されて上手く行かないケースが多いです。

そのためトランスジェンダーの人は、自分を理解してくれる相手との出会いを強く求めている人が少なくありません。
理解者と出会う方法としては、東京レインボープライドの様なLGBTのイベントに積極的に参加する事です。
参加すれば同じLGBTの人や、或いはLGBTに理解ある人に出会う事が出来ます。

他にも都市部を中心に存在する、ミックスバーに行けばLGBTの人や理解者に無理なく出会う事が可能です。
更に最近では海外のマッチングアプリを中心に、LGBTの出会いに対応するサービスが増えています。
なのでそういったマッチングアプリを利用すれば、出会う事が可能です。