【覚悟と決断】トランスジェンダーで女から男になる場合の継続的な苦労の問題

トランスジェンダーの中でも女から男になる人たちは大変

トランスジェンダーというのは、自分の感じている性別と戸籍上の性別が異なっていることによって、自分自身の性別に違和感を覚えている人たちのことです。
この状況を感じている人の中には、そのまま生活をする人もいれば、実際に身体的な性別を変える人もいます。
要するに生物学的な性別を変えるということで、性別適合手術などを受けることが現実的に考えられます。
性別適合手術を受ければ、身体的な部分において少しでも自分が感じている本当の性別に近づくことができますから。

例えば、トランスジェンダーで女から男になりたいと思っている人に関しては、胸を切除するなどのケースが代表的です。
そして、子宮や卵巣も摘出することがあり、女性としての特徴を身体から取り除く手術が行われます。
そうやって、トランスジェンダーの人で生物学的に女から男に近づく状況が確認できるわけですが、それを受ければ全て終了ではありません。

逆に言えば、ここからが本当の苦労が始まるとも言えます。
女から男になるということは、一般の人たちが想像する以上の大変さをともなうことなのです。

男性でずっとい続けるための苦労が存在する

トランスジェンダーの人たちの中には、本気で自分の性別を理想に近づけたいと思い、性別適合手術を受けるケースがあります。
この性別適合手術に関しては、一般の人たちにとっても大変なことは理解できるでしょう。

しかし、それ以上に大変な状況がこの後彼らを待ち受けているのです。
それは男性でい続けるための苦労であり、これはトランスジェンダーの人たちでないと経験しない部分です。
実際、性別適合手術を受けた後、彼らはどうやって過ごしているのか?というと、男性ホルモンの注射を定期的に行っています。
これが男性でいるためには不可欠と言え、やはり胸や子宮、卵巣の切除を行って、外見上女性と言えるような部分はなくなったとしても、身体そのものは女性の作りになっているのです。

つまり、生理がきてしまうという状況は相変わらずであり、ここを対策する必要があります。
生理というのは女性特有の現象であり、男性には絶対に存在しないものです。
生理が来る状況を放置していれば、自分自身が男であるという実感を持てないわけです。

だから、男性ホルモンの注射を施して、生理が来ないような状況を作らないといけません。
これは1回やればOKというわけではなく、継続的に実施する必要があるため、本当に大変な日々を過ごすことになります。

男性ホルモンの注射に関する費用は継続的に発生する

トランスジェンダーで女から男になろうとしている人に関しては、男性ホルモンの注射は不可欠です。
これを打たないと生理が来てしまうため、継続的に利用していく必要があります。
継続的に注射を打つという行為だけでも割と大変と言えますが、それに加えて費用面の問題もあります。

男性ホルモンの注射はもちろん無料ではなく、お金がかかってしまうものなので、継続的な費用が発生します。
それを負担していくことも彼らにとっては大変なことであると言えます。

したがって、トランスジェンダーの人に関して、女から男に本気でなろうと思っている人は相当な覚悟を持っていると評価できるはずです。