LGBTの種類は4つ以外にもたくさんある

なぜLGBTの種類は4つとされてきたのか

そもそも「lgbt」とは、英語のレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーの頭文字をならべたものであり、性的少数者(セクシャルマイノリティ)のことを意味する言葉です。
そのため、「lgbtとはこの4種類のことを指す」という認識を持っている人が多いと考えられます。
ちなみにレズビアン(女性)とゲイ(男性)は同性愛で、バイセクシャルは同性も異性も好きな人、そしてトランスジェンダーは心と体の性が一致しない人を意味します。

4種類の他にどんな性的少数者がいるのか

先ほど説明した4種類のlgbt以外の性的少数者としては、性別にこだわりがない「パンセクシャル」というものがまず挙げられます。
両性を愛せるバイセクシャルと似ていますが、パンセクシャルは初めから性別へのこだわりがないという意味になるようです。
そして恋愛感情や性的欲求に関するものとしては、他者への恋愛感情や性的欲求がないという「Aセクシャル」や、恋愛感情はあっても性的欲求がないという「ノンセクシャル」があります。
さらに自分の性に対する認識については、自分の性が決まっていない「Xジェンダー」や、自分の性が分からない「クエスチョニング」があると言えるでしょう。

性の在り方は人それぞれ

このようにlgbtにはさまざまな種類があるのですが、実は、先ほど挙げた種類はごく一部のものにすぎません。
あるSNSサービスでは性別登録を58種類から選べるようになっていますし、それにも当てはまらない場合は「その他」の選択肢が設けられています。
つまり性の在り方は人それぞれであり、決められた種類に全ての人を当てはめるのは不可能だということです。そ
のため、極端なことを言えば、lgbtの種類は人の数だけ無限にあるとも言えます。