LGBTの意味って?―多様化するマイノリティ―

はじめに

「LGBT」という言葉、よく見かけませんか?
日本ではまだまだ浸透していませんが、世界では多くの人がLGBTを受け入れています。
では、LGBTとは何なのでしょうか?

LGBT」の意味

「LGBT」の意味は、レズビアン(lesbian)、ゲイ(gay)、バイセクシャル(bisexual)、トランスジェンダー(transgender)の4つの英単語の頭文字からとられた、セクシャルマイノリティ(性的少数者)の総称とされています。
レズビアンは女性同性愛者、ゲイは男性同性愛者、バイセクシュアルは両性愛者、トランスジェンダーは性別越境の人々です。
そのなかでもトランスジェンダーの定義は幅広く、生まれ持った性とは違ったり、性にとらわれない人々を指します。
世界では1990年代半ば以降から、LGBTという言葉がアメリカなどの北米、ヨーロッパなどの欧州において一般的な用語になっています。
2015年にはアメリカ全州で同性婚が可能になるなど、LGBTの人々に対する理解が進んでいます。
日本では同性婚は法律で認められていません。
しかし、いくつかの市町村で「パートナーシップ証明」の発行を通して同性カップルを結婚に準じる関係と認める制度が実施されるようになりました。
それでもなお、LGBTの人々への差別やいじめなどがあるのが現状です。

さいごに

LGBTの意味は、セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の総称であり、多様な性のあり方を示すものでした。
日本でも多くの人びとがLGBT当事者であり、自分自身の性のあり方に悩んでいる人がいます。
LGBTの意味を知ることが、偏見やいじめを無くす第一歩になることでしょう。