LGBTアライとは?LGBTの生きにくさに寄りそう存在

LGBTアライとは?

LGBT当事者以外の人で、私は「LGBTアライ」だと宣言している人がいます。
聞きなれない言葉ですが、そもそもアライって何でしょうか。
アライ(Ally)とは、アライアンス(alliance:同盟、提携)という意味からきた言葉で、LGBTに対して理解や積極的な支援をする人のことです。
似た意味で「LGBTフレンドリー」という言葉がありますが、フレンドリーよりもアライのほうがより積極的な支援や援助をするイメージがあります。

LGBTの生きにくさに共感し、理解しようとするのがアライ

いわゆるストレートの人を中心とした社会のあり方の中で、LGBTはどうしても少数派で、不安や悩みを理解してもらいにくいものです。
「男だから」「女らしい」などといったストレートの人が無意識に口にする社会通念や、思い込みの言葉に、LGBTの人は一つ一つ傷ついたり、生きにくさを感じているかもしれません。
LGBTアライであるということは、社会の中でLGBTの人々が感じる生きにくさに共感し、寄り添って、彼らがどうやったら少しでも生きやすい社会と感じることができるかを積極的に考えていくことができるということです。
「男らしさ・女らしさ」よりも「その人らしさ」を捉えて評価してあげること、必要のない場面では「男」「女」といった性別に関する言葉を使わない、といった小さな工夫で、ストレートの人とLGBTとの関係は変わります。

誰でもなれるLGBTアライ

最近、LGBT当事者の中からもLGBTアライを名乗る人が出てきています。
LGBT当事者であっても、他のLGBTの性に関する捉え方、感じ方はすべてわかっているわけではないからです。
「男性」「女性」「LGBT」といったひとくくりの捉え方をするのではなく、一人ひとりの感じ方に寄り添いながらその人自身を認めていくことが、LGBTアライの第一歩と言えそうです。