LGBTの子どもを持つ家族の問題

同性愛者の実際

 実際に同性愛者の方々がどれぐらいの割合で存在しているのか、様々な統計調査がありますが、これは国や民族によって異なるのが実情です。
ヨーロッパやアメリカでは同性愛者であることを自認し、家族に受け入れられる人は増えつつありますが、日本をはじめとするアジア圏では、宗教的、社会モラルの背景から同性愛をタブーとする傾向が強い国も多くあり、そのような国では必然的に同性愛者であっても誰にも打ち明けることができないまま生活していることが多いため、調査を行っても、実際の人数が反映されているわけではないようです。
そのような国においては、同性愛者であることを自覚している方々は、家族、そして社会に受け入れられていないという孤独感と共に生きていくことになります。