最近よく聞く、LGBTって？何の略？

LGBTとは？

LGBTとは、＝性的少数者（セクシュアルマイノリティー）とされるL：レズビアン、G：ゲイ、B：バイセクシュアル、T：トランスジェンダーの頭文字をとった略語です。
それぞれの説明を簡単にすると、レズビアンは対象を女性として恋愛をする女性、ゲイは対象を男性として恋愛をする男性、バイセクシュアルは男性か女性かにこだわらずどちらも恋愛の対象になる人、トランスジェンダーは生まれた時に与えられた身体の性別（セックス）と自認する性別（ジェンダー）に相違がある人を指します。

LGBとTのちがい

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアルは好きになる対象が女性か男性かという点で語られており、その人自身の性自認に関しては触れられていません。
しかしトランスジェンダーはその人の恋愛対象ではなく、その人自身の性自認がどうであるかについて対して語られています。
性的少数者としてひとくくりにされているL・G・B・Tですが、LGBとTではその内容が違います。
ですのでもちろん、トランスジェンダーでかつレズビアン・ゲイ（男性の体を持って生まれたが自認は女性で女性が恋愛対象・女性の体を持って生まれたが自認は男性で男性が恋愛対象）の方もいらっしゃいます。

「性的少数者」と言うけれど・・・性別はグラデーション

私たちはしばしば男・女で分けられますが、その境目はなんなのでしょう。
身体であれば大きく違いがありますが、心の性、好きになる性、表現したい性、社会的な性、扱われたい性、、その境目は・・？「男」「女」という二つの枠だけでなく、そこには個性があり、一人一人違う価値観や考え方が伴ってきます。
「少数者」「マイノリティー」という言葉はもしかしたら「ふつうじゃない」「みんなと違う」「何かおかしい人」という印象を与えてしまうかもしれませんが、そうではなく、すべての少数者の集まりで集団は構成されていることに思いを向けてみれば印象が少し変わるかもしれません。
あなたが次にLGBTという言葉を耳にした時、、「さて自分は世の男女の軸のどのあたりの人間なんだろう？」と考えてみるのも、自分の持つ個性に気付く面白いきっかけかもしれませんね。