トランジェスターはどちらの性別でスポーツをすればいいの?

スポーツをするときはどちらの性別?

日常的に個人でスポーツを楽しむ分には、男性として、または女性として自分の好きな性を選んでスポーツをすることができます。
しかし、オリンピックなど性別を分けてスポーツをする場合、男性として生まれてきたのに女性として出場できるのかなど、疑問があります。
ここでは、オリンピックのような男女別れてスポーツを行うときにはどのようにしているのか紹介します。

ホルモンを抑制

IOCのガイドラインでは、男性として生まれてきて女性として五輪に出場する場合は、大会の1年以上前から男性ホルモンのテストステロンのレベルを抑制しなければならないとしています。
重量挙げのトランジェスターの選手が過去に2回金メダルを獲得した例もあります。
このときには、IOCのガイドラインをクリアしていたので認められています。
テストステロンは心身共に健康を維持するために大切なホルモンです。
年齢とともにテストステロンの分泌量は減少をし、それにともない筋肉量が減少をしてきます。
スポーツの世界では筋肉量が競技の結果に影響を与えます。
とくに重量挙げのような競技は筋力を必要とします。
こういったスポーツをする際、女性として出場しているのにテストステロンのレベルが高いようでは、身体的な優位性が生まれてしまいます。
IOCは定期的にガイドラインの見直しを行っているようです。

まとめ

性別によって身体的な優位性が生まれます。
特に競うスポーツをする際には、どの性別で出場するのかが問われています。
無差別の観点から、今後検討していく必要があるのかもしれません。
IOCは性特徴にもとづく差別のないように考えています。