LGBTに関しての現状と今後の課題

ゲイの生きづらさに関しての見解

LGBTの代表格と言われるのが、ゲイです。
身体は男性でありながら心は乙女でありますので、そのギャップに苦しんでいる方々です。
日常生活の中で特に苦痛を感じるのは、排せつと入浴です。
この時は嫌が上でも自分が男性の身体なのだと感じてしまい、戸惑うことも少なくないようです。
これは当人に非があるわけではありません。

どうしてこの状況が発現するのか

人間は受精して数週間は女性の体をしております。
その後、女性の場合はそのままで、男性の場合は膣の部分が埋まり、男性器が形成されていくようです。
この過程においてホルモンバランスが崩れてしまい、心と身体の不一致が発生します。
ですので、一般成長過程を経た方々は多数派と呼ばれていますが、多数派の方も一つ違えば、こうなる可能性は十分あったのです。
ですので、ゲイの人を白眼視するのは実に愚かしいことなのだと言わざるを得ないのです。

公教育における現状と今後の課題

現在は、以前よりは多少なりとも認知されてきてはいますが、必ずしも理解されているとはいいがたいところです。
都市部においては、例えば小学校で男女兼用のトイレを作ったという報告がありましたが、語弊のある言い方ではありますが、田舎の小学校では旧態依然として男女別のトイレが設置してあり、ゲイであることを隠して生活している子どもたちは学校のトイレを使うことができずに、ずっと我慢を強いられているのです。
また、こうした人は、いじめのターゲットになりやすく、それが元で不登校になるケースも少なくありません。
学校の性教育が高学年で開始されるとのことですので、少なくともその時に、ゲイ、他のLGBTの内容を教育することが望ましいと思われます。
ゲイは病気ではなく特徴であるとの理解が進み、共生できる環境を整えることが、求められております。