病院でできるトランスジェンダーの治療

手術

豊胸手術、尿道延長術、陰茎形成術、精巣摘出術などの手術があります。
豊胸手術は、体が男性だけれど自分は女性だと思っている人が胸を作る手術です。
胸に膨らみを与えるために、ヒアルロン酸の注入、脂肪の注入などを行います。
注入するものはいくつかあり、それぞれ胸の柔らかさ、膨らみ具合、持続期間などが違います。
尿道延長術は、女性から男性への手術です。
尿道を作って、陰茎形成のために延長しておきます。
こういった手術によって見た目を変えることができます。
しかし、手術をしたことによって体に症状がでることがあります。
女性ホルモンは卵巣から分泌されています。
体が女性の人が卵巣を摘出すると、女性ホルモンの分泌量が低下をして、更年期障害の症状がでることがあります。
体が疲れやすい、よく眠れない、イライラするなど、症状のでかたはさまざまです。
また、一度手術を受けると元に戻すことができません。
その後の社会生活に影響がでることもあるので、今後のことも考えて手術をするのか決めていく必要があります。

カウンセリング

見た目は変えなくてよい、心の苦しみだけ何とかしたいという場合には、カウンセリングという方法があります。
カウンセリングでは、クライアントの話を聞くことが中心になります。
ここで話されたことは他の人にもれることはありません。
そのため、自分の気持ちを正直に安心して伝えることができます。
カウンセリングは行っている病院とそうでない病院があるので確かめておくとよいでしょう。
カウンセリングだけ受けたい場合は、カウンセリングルームを利用するという方法もあります。
その場合は、トランスジェンダーについて詳しいカウンセラーを見つけるとよいでしょう。

まとめ

トランスジェンダーが受けられる病院での治療には、ホルモン療法、手術、カウンセリングなどがあります。
それぞれメリットやデメリットがあり、手術のように元には戻せないものもあるので、よく考えてから治療を受けるとよいでしょう。