LGBTの象徴!レインボーフラッグの由来と意味

LGBTを象徴するレインボーフラッグ

「レインボーフラッグ」と呼ばれる6色の虹の旗は、LGBTの権利を求めるパレードでは必ず見かけるものです。
自らLGBTであることを示すため、レインボー柄のアイコンや背景をSNSで用いる人もいます。
レインボーフラッグは、LGBTの象徴として広く使われています。
どうしてLGBTの象徴としてレインボーフラッグが用いられるようになったのでしょうか。

由来と色に込められた意味

レインボーフラッグが初めて作られたのは、1978年6月25日サンフランシスコで行われたゲイ解放運動のパレードでした。
当時、同性愛のシンボルとしてはナチスドイツ政権下で用いられたネガティブなイメージを伴うものしかありませんでした。それに代わるポジティブなシンボルとして、ギルバート・ベイカー氏が手染めで8色のレインボーフラッグを作ったのが始まりです。
虹の色は、上からピンク、赤、橙、黄、緑、ターコイズ、藍、紫となっていて、各色にそれぞれ、性(セクシュアリティ)、生命、癒し、太陽、自然、芸術、調和、精神という意味が込められています。
考案者のベイカー氏自身は、虹というものが自然で神秘的な美しさをもっていること、多様でユニバーサルであることに重きを置いていて、色の数そのものにはそこまでこだわっていなかったようです。
始めは8色で作られたレインボーフラッグですが、パレードで使われて以来、多くの人がこの旗を求めるようになり、大量に生産する必要が生まれました。
プリントするための技術的な問題もあって、結局ピンクとターコイズを除いた6色で製作することとなり、現在ではこの6色のレインボーフラッグがLGBTの象徴として一般的に使われるようになっています。