LGBTの誇りと尊厳の象徴 レインボーフラッグ

LGBTの象徴 レインボーフラッグ

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)などの権利や文化の尊重を求め、
開催される「プライド・パレード」。
そこでは沢山の人々がLGBTの象徴であるレインボーカラーの旗やグッズを身に着けて行進や集会を行っています。

レインボーフラッグの色に込められた意味

レインボーフラッグが初めて使用されたのは1978年6月25日、サンフランシスコで開催されたゲイ・フリーダム・デイ・パレードでのことでした。
アメリカ・カンザス州で生まれたアーティストのギルバート・ベイカーは、女優のジュディ・ガーランドが映画「オズの魔法使い」の中で歌う「虹の彼方に」からインスピレーションを受け、LGBTのシンボルになるデザインの旗の製作したと言われています。
レインボーフラッグは当初8色でしたが、需要が多くなるにつれ生産が追い付かなくなり、技術上問題があったピンクとターコイズが外され、現在では主に6色が使われています。
色にはそれぞれ意味が込められていて、赤=生命、橙=癒し、黄色=太陽、緑=自然、青=平穏、紫=精神を表し、
それ以外にも美しさ、多様性などの意味も込められています。

世界中に広がるレインボーフラッグ

プライド・パレードは今や世界中の都市で毎年6月を中心に開催され、年々参加者が増え盛大になっています。それはレインボーフラッグの力によるところも大きいでしょう。
レインボーカラーに溢れるパレードは華やかで、参加者たちの笑顔は明るく輝いているように見えます。
プライド・パレードはただのデモ行進ではなく、参加したくなる楽しいイベントというイメージを見る人に与えるでしょう。
プライド・パレードにはLGBTの人たちだけではなく、LGBTを支持する沢山の人や企業が参加し、その活動を応援しています。
レインボーカラーを身に着けることは人間の多様性を尊重するとの意思表示なのです。