トランジェスターが女性ホルモンの投与を受けて起こる変化

はじめに

体は男性で心は女性の場合、女性ホルモンを投与するという治療方法があります。
女性ホルモンを投与すると体にはさまざまな変化が現れます。
では、どのような変化があるのでしょうか。

女性ホルモンの働き

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあります。
この2つのホルモンがバランスを取りながら分泌されています。
エストロゲンには、丸みを帯びた体を作る、つやつやな肌を保つ、骨粗しょう症を予防するなどの働きがあります。
プロゲステロンは妊娠に備えた体作りをするために大切なホルモンで、子宮内膜を整える働きがあります。
月経前にはプロゲステロンの分泌量が増えて、むくみやすい、たくさん食べたい、眠いなどの体の変化が現れることがあります。
こういった症状がつらい場合は、月経前症候群といいます。