LGBT+の祭典 Pride in London

ヨーロッパ最大規模のイベント

ヨーロッパは世界的に見てもLGBT+への理解度が高いと言われていますが、ロンドンで毎年開催されるプライド・イン・ロンドンは世界最大規模のLGBT+の文化や価値観の尊重を訴えるイベントです。
中でもロンドン中心街を通るパレードは毎年大盛況で、私が行った2019年のパレードではおよそ150万の人が沿道や周辺の広場に集まりました。
パレードに参加するのはLGBT+の人たちが公共の場で手をつないだり好きな服装で歩いたり社会の中で自由に生活することがもっと当然のこととして浸透されるべき、という考えに賛同した大学や慈善団体、民間企業の人たちで、2019年には590以上のグループ、約3万人が参加し、その数は年々増加しているようです。
また、イベント運営にかかる費用の大部分もLGBT+を尊重する人たちによる募金に支えられています。パレードに合わせて交通機関には規制がかかり、警察官も大人数で警備にあたる、そして近隣のショップやデパートは特別にショーウィンドウを模様替えしたりグッズを販売するなど、まさに街全体を巻き込んだ大掛かりなイベントです。