LGBT+の祭典 Pride in London

ヨーロッパのLGBT+の理解度

プライド・イン・ロンドンはお祭りのようなイベントですので、ただその日だけ盛り上がって実際の社会の中ではLGBT+の理解度は低いのではないかと考える方もいるかもしれません。
しかし、やはりヨーロッパのLGBT+の理解度はアジア地域と比べると高いようでした。
ゲイやバイセクシャルの人も自分のセクシャリティーについて話すことは不自然ではないし、たくさん人が集まるパーティの会場などでもゲイカップルが自分たちの関係を告白し人前でキスをするという場面にも立ち会いました。
またロンドンのソーホーにはゲイのバーなどが多くありますが、それらの場所が特定のジェンダーの人のみが楽しむ場所ではなく誰でも行ける場所と考えられているようで、異なるセクシャリティーの人同士で連れ立って行くこともありました。
東南アジアからロンドンに移住してきたゲイの男性は、ヨーロッパでは自分のセクシャリティーを隠すことなく生活できているので居心地が良いと話していました。それでもヨーロッパでも自身のジェンダーに悩む人はまだまだ多いようです。
そういった方々がもっと社会で自由な振る舞いができる社会が実現されるように、プライド・イン・ロンドンは年々規模を拡大し、実際に賛同する団体の数も募金額も増えているようです。
残念ながら2020年はコロナウィルスの影響で延期となることが決定されましたが、このイベントはこれからも大いに盛り上がっていくでしょう。