バイセクシャルになる原因について

バイクセクシャルとは

最近、ネット上だけでなく雑誌やテレビ、映画等でも、LGBTという文字を見掛ける事があります。
ちなみにLGBTとは性的少数者を示す言葉であり、Bはバイセクシャルの頭文字を用いているのです。
バイセクシャルは日本語で両性愛者の意味であり、男性と女性のどちらにも恋愛感情と性的欲求を持つ人を表す言葉として用いられています。
ただしあくまで恋愛感情だけでなく、性的欲求も同時に持つ事が条件となっているのです。
男性にも女性にも恋愛感情を持つものの、性的欲求までは持たない人はバイセクシャルではなく、バイロマンティックに分類されます。更に男性と女性に加え、中性や無性といったあらゆる性に性的欲求を抱ける人の場合は、全性愛者を示すパンセクシャルと表現されるのです。
この様に男性に女性にも恋愛的な興味を持つからといって、即座にバイセクシャルになる訳ではありません。
特にパンセクシャルは全ての性を恋愛及び性的欲求の対象とするため、自分でバイセクシャルだと思っていた人が実は無性や中性も対象に出来る、パンセクシャルであったと後に気付くケースもあるのです。

バイセクシャルになる原因はあるのか

LGBTの中でも、レズやゲイといった同性愛者やトランスジェンダーの人は生まれもった性質でそうなったと理解される事が徐々にですが増えて来ています。
ですがバイセクシャルの場合、親や兄弟といった家族を中心に何か後天的な原因があって両性愛者になってしまったんじゃないか、と考える傾向があるのです。
というのもバイセクシャルの人は、異性を愛する事が出来るため親元で生活している頃は、異性と交際しているケースも多かったりします。そのため我が子の性的志向は一般的であると、思い込む親が多いのです。
お陰で大人になって突然、異性ではなく同性と付き合っている事実を聞かされる事で、異性愛者だった我が子が突然変わってしまったと捉えてしまいます。
そして普通だった我が子が両性愛者に変貌した原因があると思い込み、その原因を付き合っている相手に求め、その道に我が子を引きずり込んだと見なしてしまうケースが珍しくないです。
ですがバイセクシャルは、誰かに影響を受けてなる様なものでなく、レズやゲイと同じく元々持っているその人の性的志向だったりします。
なのでバイセクシャルになってしまった後天的な原因探しをしても、意味はありません。