【必見!】トランスジェンダー治療法5選

ホルモン治療

まず、性同一性障害(トランスジェンダー)である診断が下されない限り、治療は受けられません。
トランスジェンダーであると診断された後、GID(性同一性障害)治療や、トランスジェンダー治療を行っている医院で、ホルモン剤の投与による内分泌療法が受けられます。
FTMの場合は男性ホルモンであるテストステロン製剤を、MTFは女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン製剤)やプロゲステロン(黄体ホルモン製剤)を筋肉注射で投与します。
女性ホルモンは1〜2週間隔での投与に対し、男性ホルモンは2〜3週間隔、または、3〜4ヶ月間隔で投与します。
錠剤やクリーム、シールによる投与も可能ですが、吸収にムラがあることがあるため、駐車による投与が推奨されることが多いです。
ホルモン療法中は、肝機能、腎機能、多血症などのチェックのため、定期的な血液検査が推奨されています。また、費用は基本的に自費診療となっています。

男性ホルモンを投与することによる作用は、声が低くなる、筋肉や体毛の増加、体重増加、性欲亢進、陰核肥大などが挙げられます。
一方、女性ホルモンの投与では、乳房増大、体毛やヒゲの減少、頭髪増加、筋肉減少、体脂肪分布や肌質の変化などが期待できます。
両者とも、性機能が無機能化していきますが、一度無機能化すると、二度と元には戻れないので、よく考えた上でホルモン治療をしましょう。

脱毛治療

MTFでは顔のヒゲやムダ毛の脱毛が可能です。女性ホルモンにより、毛が細く、柔らかくなるとはいえ、なかなかしぶとい毛には脱毛が有効です。
脱毛には大きく分けて2種類あり、エステなどで行われる光脱毛とクリニックで施術される医療レーザー脱毛があります。光脱毛は特別な資格が必要ないので、医療レーザー脱毛に比べて安価で痛みもわずかですが、その分回数を重ねないと完全に脱毛されません。
医療レーザー脱毛は医療機関でしか施術できないので、高価ですが、麻酔医による麻酔投与や笑気ガスの投与が可能なクリニックも多いので、鼻の下など、痛みが強く出る部位でも、安心して施術が受けられます。
逆にFTMでは、男性ホルモンによる作用で体毛が増加し、顔にも毛が生えてくるので、植毛や育毛を選択する人はほとんどいません。