LGBTを理解するのに有益なLGBTの本をご紹介

序章

性的少数者(セクシャルマイノリティー)を表す言葉の一つとしてLGBTが広く用いられています。
LGBTは、
女性の同性愛者を表すレズビアン(Lesbian)、
男性の同性愛者を表すゲイ(Gay)、
恋愛対象が男性と女性の両方に向いている両性愛者を表すバイセクシャル(Bisexual)、
身体の性は男性でも心の性は女性というように身体の性と心の性が一致しない人々を表すトランスジェンダー(Transgender)
から成ります。
当初LGBTの認知度は低く、そのためLGBTの人々は差別や偏見にさらされたり、社会生活で不利な扱いを受けたりすることが多くありました。
近年では、LGBTを支援する団体や自治体などが啓発活動を実施したり、企業や学校がセミナーや研修を実施したり、LGBTの本が数多く出版されたりすることでLGBTの理解が少しずつ進んでいます。
そこで本記事ではLGBTの本に焦点を当て、LGBTの本にはどういったものがあるかを紹介し、それがLGBTを理解する上でどう役立っているかを考えます。

LGBTの本の概要

LGBTは近年、私たちの生活に身近なものになりつつあります。
LGBTの支援団体や行政機関などによって行なわれた意識調査によると、LGBTの当事者は全体の10%近くに上ることが多く報告されています。
また、我々の周りにも友達や職場の同僚がLGBTの当事者だったり、その家族だったりすることがあるでしょう。
そういった人々から相談を受けたり、自らの性的指向や性自認について知りたいと思ったりすると、LGBTに関する様々な情報を得ようとします。
まずはインターネットで色々検索する人も多いでしょう。確かにインターネットは気軽ですが、個人的な意見も多く正確でない情報も多いといえます。
あるいは、企業や地域社会でセミナーを受けるという手もありますが、いつでもどこでも気軽に受講できるわけではなく費用もかかるでしょう。
一方、書店または通販サイトでLGBTの本を購入して勉強することもできます。LGBTの当事者や専門家、支援団体などLGBTに深く関わる人々が執筆しており価格も手頃なので、LGBTについて深く掘り下げて理解することができるでしょう。
その内容も、子供でも分かる初歩的なものから普段の生活に関わりが深いものや学術的なものに至るまで、様々なものがあります。